アイドルとおんがくに囲まれたHappyLife

某アイドル事務所に心奪われているいい大人。おんがく大好き人間で、かなりのヲタ気質。転職して、ライブに行く時間がないのがとてもストレスフルになっている。ここも他のアーティストさんを書き散らかそうと画策中。

QUARTETTOはある種、かれらの縄張り争いなんだと確信した静岡

ネタバレになるので、まだコンサート未見の方はお引き返し頂いたほうがよろしいかと思います。

 

 

 

 

エコパアリーナ静岡の土曜日公演に入りました。エコパは初めて。アリーナA。正直近すぎて吐きそうだった(笑)色んな場所から見られる幸せ。

 

友人の車ではじめて開演前に、MVとアルバム音源との同期にチャレンジして、成功し、「この子たち何考えてんのすごすぎる」って思いながらの入場。

 

ぼやーんと大阪から思っていたことが静岡で確信に変わった。NEWS4人にとって、コンサートはある意味デートの場所でもあり、彼ら4人個人にとっての縄張り争い、いい意味での喧嘩、そして、「オスとしてのNEWS」を表現する場所なのだと。

 

赤い幕が降ろされたステージに登場するJrくんがはけてから、センステで登場するNEWSは内側を向いている。それはこれからの戦いに備えての「儀式」だ。儀式としての「Theme of QUARTETTO」なのだ。

 

一般的には優しく、さわやかなイメージの彼らだが、非常に私や一部友人(特に他Gから降りた人たちに多い)はセクシャルなイメージを持っている。それは悪い意味ではなくて、「人間くさい」という意味である。セクシャルということは、人間的な魅力には欠かせない要素の一つで、ジャニーズには今までタブーとされてきた、セクシャルな印象は必ずしも彼らの武器になると信じていた。

 

今回のツアー。ファンサはいわゆる自分たちのアピール。ファンに対してのアピールだ。どこまで自分を惹きつけるか。が4人での戦い。マーキング的なものだろう。そして、歌声もそう。「四重奏」ではあるが、4人の歌声がどう絡み合って、誰が土台を作り、ハモリを形成するか、はその時のコンディションなどもあって、生ならではの見どころとなっているのは間違いない。こっちは声という、心へのマーキング、といったところだろうか。

 

静岡は加藤さんがコンディションがいいように感じた。声がよくでていた。小山さんがちょっと風邪気味?なのか、少しかすれ気味の声だったのが気になったが、もちろんそこはプロ、途中から気にならなくなったけど(Kラジ情報によると体調がやはりイマイチだったらしい)。

 

暗転する「I・ZA・NA・I・ZU・KI」からの「Wonder」。私は静岡の「Wonder」を観た時、ああ、私はこれを今日ここに見に来たんだ、そして、手越さんが「Wonder!!」って絶叫して、特効がバーン!!ってなった時、いい意味で4人が喧嘩してる、そして、跪く彼らに、もうやられた、参った、これ以上の瞬間はない、と思った。「オス」なNEWSが炸裂するのがまさにこの曲なんだ。そこからの「シリウス」への転換も見事で、オスからプリンスを演じ分けられる、まさにエンターテイナー。

 

Kラジで、ちょうど手越さんが「ギラギラ感」の話してるけど。まさにNEWSくん、って根底にこのギラギラ感があると思う。ギラギラ感=オス感、いつもはソフトにオブラートに包んでるけど、それを出すのがライブ会場。声でギラギラ感を出してくる。煽ってくる。まさに「オス」。まさに生、ライブならではの感覚。それはCDとは一味違った彼らの魅力に間違いはない。

 

加藤さんを至近距離で見ていたけど。彼の背中に色んな物が背負われてるように見えた。男の覚悟、というか。多忙を極めているだろう仕事やその他。センター花道をメインステに向かってまっすぐに見据えて歩く彼。アリーナの声援は届いているであろうが、あまりのうちわの多さに戸惑っているのは多分一番彼ではなかったかと。

 

きっと彼はそんな色んな物を糧にして、自分を高めていくタイプなのであろうから、

どんどんさらにいい男、に磨きがかかるのは間違いがなく。でも、あくまで他人には優しく、真摯に真っ向から対応しようとする、その姿勢はいつまでも変わらないだろう。でも、どうか心が壊れませんよう。それを感じていた静岡からのシゲ部だったので、私的にはたまらないものがあったけど。

 

帰りのバスの車中、「星の王子さま」を聞きながら、何度も涙した。何度も何度も歌詞を反芻していた。

 

ソロについてはまた書くつもりだけど。ヘミングウェイの香りも漂うほんとに素敵な「星の王子さま」だ。お願いだから、静かに聴かせて欲しい。あれは彼の世界観なのだから。